11月に入ってすぐの天気予報で、11月は晴れの日が60%くらいと言っていた。確かに気持ちのいい青空の日が多い。
昨日6日の日曜日も秋晴れの青空で行楽日和だった。初めて小金井公園内にある『江戸東京たてもの園』に行ってきた。
ここはコロナ禍になる前に出掛けようと予定していたところで、日本中の施設が閉鎖になってしまって行けなくなった場所。あれから2年半。念願かなってやっと行くことが出来た。
小金井公園はとても広い公園だった。犬の散歩をしている人も多かったので、機会があったらテンを連れて行ってみたけど、車で行くとなるとどのくらいかかるのかな?→調べてみたら1時間と出てきた。空いていれば行けないことはない距離。
紅葉は晴れの日と曇りの日では全く別のモノのように見える。子供たちが小さいころ、高尾山の紅葉のパンフレットを見て、この景色を見たい!と思って同じ場所に行ったけど、全然違うと思ったことがあった。パンフレットの写真は光の美しいベストショットを載せているわけで、なかなか同じ景色に出会うのは難しいということが、今ならわかる。
画像の木は赤い葉っぱがとても綺麗だったけど、まだ若い木で小さかった。いったい何の木なんだろう?
江戸東京たてもの園は貴重な歴史的建造物を移築して、復元・保存・展示している施設。30の建物があって、ひとつひとつ見て回ったらまる一日かかった。(途中、お茶とお昼休憩あり)昔の建物を観るのが好きなので、本当に楽しい場所だった。
写真はたくさん撮ったけど、載せるとキリがないので気になったものだけピックアップ。
この電燈、最初に入った写真館にあったんだったかな?三井八郎右衛門邸だったかな?シンプルなデザインながら、本当に素敵。
この鍵が懐かしい。懐かしいと感じるのは4〜50代までかな?鍵の先についた模様は字のようにも見えるけど、何を表しているんだろう?調べたけどわからず、父に聞いても知らないとのこと。
玄関ホールにあった電燈。素敵すぎる。この植物は何だろう?と考えていて、ちょうど図書館から借りてきていた本を見ていたら「ヤドリギ」によく似ていると気付いた。ガラスの装飾が本当に美しい。
階段の踊り場上にあった電燈。窓も素敵だなぁ。と、ここまで電燈多し。笑
有名な建築家の堀口捨巳という方が設計した住宅とのこと。ここの玄関が素敵だなと思って写真を撮ってみた。柱の模様はわざわざ彫ってあるんだろうな。
この日、一番素晴らしいと思った建物がここ。前川國男邸。モダンで本当に素敵だった。こんな家に住みたい!この家をじっくり観るために、ぜひここにもう一度行きたい。
前川國男邸の門。いいないいな。こんなおしゃれな家に人が住んでいたなんて信じられない。昭和17年に上大崎に建てられた家とのことで、戦争で焼けてしまわなくて良かった。昭和の初めに設計された家なのに、デザインが全く古く感じられなかった。
昔の冷蔵庫。可愛らしい。これはやっぱり氷を入れて冷やすタイプなのかな?
ロゴはなんて書いてあるのかな?と一生懸命読んでいて、右に高島屋のマークを発見!高島屋と書いてあった。高島屋、冷蔵庫も作っていたんだな。
これは高橋是清邸の2階からの景色だったと思う。お庭も素敵。こういう窓には網戸が大抵ついていない。きっと庭を眺めるための窓に網戸なんて無粋なものはつけないんだな。
どのお店やさんにあったんだったか、懐かしのレジスター。
これが有名な、千と千尋の神隠しに出てくる釜爺のところにあった薬草の引き出しのヒントになったという文具屋さん。
こんなに引き出しがあって、どこに何が入っているか管理できたんだろうか?
一緒に行った友達が、前回来たときに入れなかったからぜひ行きたいと、早めのティータイムをした。デ・ラランデ邸の一階がカフェになっている。機械で食券を購入するようになっているけど、席はたくさん空いていたのに機械が一台しかなくて長蛇の列。もう一台あってもいいのではないだろうか?
ここで11時ごろから1時間半も過ごしてしまった。笑
早いティータイムと遅いランチで、日曜日だけどどちらも待たずに入れた。ランチは15時前くらいに入った。かき揚げうどん、最初薄味だと思ったけど、全部食べてみてちょうどよかったと感じた。何でも薄め味付けにしておくべきなんだな。
入園料400円で一日楽しめて、気候の良い春や秋にはとてもいい場所だと思った。またぜひ行きたい。