鎌倉には何度も足を運んでいるけど、行ったことがないお寺はたくさんある私。今回はその行ったことのないお寺にひとつくらい行きたいと思っていて、建長寺に行くことになった。
パンフレットによると建長寺は、建長5年(1253)に鎌倉幕府5代執権北条時頼によって創建されたとある。建長寺の建長は建長5年の建長なのかな?
そして鎌倉五山第一位。
鎌倉五山とは、臨済宗の寺院の寺格であり鎌倉にある五つの禅宗の寺院。建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺の5つを鎌倉五山といっている。
引用元:鎌倉五山 - Wikipedia
円覚寺と浄智寺には行ったことがないので、ぜひそのうち行かなくちゃ。
駐車場の入口。駐車場が広い。鎌倉のお寺でこんなに広い駐車場があるのはここくらい?(とはいえ混んでいる時期はすぐいっぱいになるんだろうけど)
これは総門を入って撮った写真だと思う。建長寺はさすが鎌倉五山第一位。広い!
柏槇(ビャクシン)というのがこの木の名前らしい。創建当時から生き抜いてきたとあるので、樹齢約760年!ヒノキ科のイブキというのが和名。
建長寺は正式名称を「巨福山建長興国禅寺」というそうで、看板(とは言わないだろうな💦)にもその名前が。巨福山とは山号で、山号は仏教の寺院につける称号だそう。うーん。しばらくすると忘れそうだ。
上の画像は重要文化財の「三門」。下を通ると心が清浄になると書いてある。私は下を通ったかな?たぶん通ったよな。
三門は三解脱門の略。1775年に再建されたもの。250年近く経っている。
これも重要文化財の唐門。仏殿の写真は撮ってこなかったけど、仏殿と一緒に1647年に芝の増上寺から移築したとある。江戸時代初期に移築したんだな。どれだけの手間がかかっているんだろう。
これは何を撮ったかというと瓦の側面の丸い部分。ここに家紋があるというのを、以前小田原の江之浦測候所に行ったときに知って、それ以来つい気になってしまう。三角が3つの家紋は三つ鱗といって北条家のものらしく、北条時頼が創建していることを思うと納得。
龍王堂裏側にベンチがあり、庭園を見ながら休憩できる。
GW中、金澤翔子さんの書道展が開催されていたので見てきた。金澤翔子さんの書はとても力強い。
「大哉心乎」という書があってこの言葉が気になったので、ポストカードを購入してきた。「大哉心乎」は調べてみたら「大いなる哉(かな)、心(しん)乎(や)」と読むそうで、京都の建仁寺を開いた栄西禅師の言葉。
「大いなるかな、心や」。臨済禅を日本に広めた栄西禅師が著した「興禅護国論」の冒頭の言葉です。その冒頭の部分の意訳は「大いなるかな心や、私たちのもつ心とは何と広大なものであろうか。天空の高さはきわまりないが、心はその高さをも超えることができる。大地の厚さは測ることができないが、心はその厚さをも越えることができる。太陽や月の光明より優れるものはないが、心の輝きはその光明をも凌いでいる。宇宙は果てないものだが、心は宇宙を越えて無限である。」とあります。
パンフレットを見ていたら展望台があると書いてあったので、頑張って登ってみた。最後はとても狭い階段をすれ違わないといけなくて大変だったけど、お天気が良くて眺めが最高!登って良かった。
下に見えるのは建長寺の境内にある建物。
展望台に行く途中、鎌倉半僧坊があり、富士山が見えると書いてある展望台があった。間違い探しのようだけど、かすかに見えている。私にしかわからないだろうな。笑
鎌倉半僧坊には半僧坊大権現に仕える天狗が12体も祀られている。壮観だった。