今回の箱根の第一の目的は箱根湿性花園に行くことだったけど、もう一か所くらいどこかいいところはないかなと探していて見つけたのが「箱根ラリック美術館」だった。箱根は美術館が多いけど、私は初めて聞く名前の美術館。
ちょうど箱根湿性花園のすぐ近くにあり、美味しそうなレストランもあったのでここに行くことに決定した。
箱根ラリック美術館は、フランスのガラス工芸家ルネ・ラリックの作品が展示してある。ウィキペディアによるとガラス工芸家以外に金細工師、宝飾デザイナーでもあったとのことで、美術館にもたくさんのアクセサリーが展示されていた。
ホームページによると1500点のコレクションから230点を展示しているとのこと。1500点も収集したというのがすごい。
美術館内は写真撮影禁止なので作品の写真はないけど、帰りにミュージアムショップで気に入った作品のポストカードを購入してきた。
ツバメのネックレスの一部分。このツバメ4羽のかたまりが確か6つ繋がっていたと思う。素敵なジュエリーがたくさんあり、フランスの女性たちが実際に身に着けていたと想像するのが楽しかった。
モチーフには動物、植物、昆虫など色々使われていた。今ならアクセサリーに顔があったりするとちょっと怖いと感じてしまう。(ヨーロッパは普通なのかな?)結構顔があしらわれているアクセサリーも多くて、文化の違いを感じた。
たくさんの作品をひとつひとつ眺めているとあっという間に時間がたってしまう。
レストランから美術館に向かう途中に展示してあった車。カーマスコットというらしいけど、車の前の飾りがガラスでできている。これをラリックがデザインしたらしい。
ガラスって結構壊れやすいだろうけど、どうだったんだろう?と実用性を考えてしまう。
美術館の入り口。扉の上に作品が。こういうガラスの作品も、石膏みたいに流し込んで作るのかな?たくさんの作品を見つつ、どうやって作るのかな?と考えていたけど、その辺の説明はなかったような気がする。
庭を歩くことはできないけど、美術館の休憩スペースから眺められる睡蓮の池。水辺があると涼しく感じる。
そう言えばこの日は箱根もものすごく暑かったけど、美術館はとても寒かった。冷やし過ぎだと思うけどどうしてだろう?観光客がたくさんくるのを見越してひやしていたのかな?とにかくずっといたら風邪を引くんじゃないかと思うくらい寒かった。
美術館に行く小径沿いにあった植物。これは何のつぼみだろうね?と写真を撮ってきた。後でgoogle レンズで調べたら、タマアジサイらしい。咲いた姿は普通のガクアジサイと同じような感じだけど、つぼみがこんな風に丸いアジサイがあるなんて知らなかった。
花の時期は8月から9月とのことなので、これから咲くらしい。夏に咲くアジサイ!初めて見た。開きかかっているところを見てみたい。
美術館までの小径。アナベルにタマアジサイと、シックな色合いでまとめられている。ここは木が生い茂っていて涼しかった。
私のスマホの待ち受け画面は「江戸東京たてもの園」の三井八郎右衛門邸にあった照明。あまりにも素敵で感動したので、それ以来待ち受けになっている。
今回ラリック美術館で友人が(江戸東京たてもの園にも一緒に行った友人)、私が待ち受けにしている照明もラリックの作品じゃないかと言ったけど、まさかそんなことはないだろうと思っていた。実際に照明と同じヤドリギをモチーフにした香水瓶(だったかな?)などもあったけど、全然違う感じだったし。
でも帰ってから友人が調べてくれたそうで、なんとルネ・ラリックの作品ということが判明!本当に驚いた。少し前までルネ・ラリックという名前すら知らなかったのに、ちゃんと繋がっている。