ゆっくりブラフ18番館を見学した後は、すぐ近くにある外交官の家へ行ってみた。
外交官の家も移築されたもので、元は明治43(1910)年に明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として東京都渋谷区に建てられたものとのこと。横浜市内からの移築かと思ったら都内から移築されていたことに驚き。そしてなんとなく西洋館はみんな外国人の方が建てたのかと想像していたけど、外交官って日本人なんだな。考えてみれば確かにそうだよな。
とんがり屋根とクリーム色の壁が特徴的。明治時代終わりに建てられたということは、関東大震災をくぐりぬけてきた建物ということ。
関東大震災の後に建てられたブラフ18番館の壁が防災を意識してモルタル吹付け仕上げになっていたのとは対照的に、外交官の家は下見板張りの外壁。
私が子供のころに住んでいた借家も、多分下見板張りだったと思う。外交官の家のようにペンキは塗られていなくて、よくある木の茶色い色だったけど。
外交官の家はアメリカ人の方が設計したそうで、そう言われてみれば古い時代が舞台のアメリカ映画に出てくる雰囲気に似ている気がする。
庭園の写真は全然撮っていなかった!ここがイタリア式庭園。イタリア式とフランス式はどう違うんだろう?相模原公園にはフランス式の庭園があり、よく似た雰囲気。この写真を撮っている左後方にはメタセコイアの木が植えられていて、これから涼しくなってくると綺麗に葉が色づきそう。
そして外交官の家まで行ってみてビックリ。現在修繕中とのことで入れなかった。残念。どおりで窓も全部しまっている。
近くで見ると確かに壁のペンキがはがれかかっていたりして、あちこちくたびれた印象。修繕は必要かも。修繕に半年くらいかかるようだけど、終わったらまた訪れてみたい。
正門近くにあったプレート。私たちは石川町駅方面から行ったので、正門からは入らなかった。
私たちが入った東門。奥に見えるのは一般の住宅で、門を入った後右手にのぼっていく。
山手イタリア山庭園は開園時間が9:30から17:00。