10月14日のスポーツの日に行った東京都庭園美術館の記録のつづき。
お天気の良い休日とあって、10時の回でもあっという間に人がたくさん。なるべく人が写り込まないようにと思うと、部屋全体の写真が撮れないのが残念なところ。私は人が入りそうだと撮らないことが多いので、写真が偏っているんだと思う。
大客室のシャンデリア「ブカレスト」はルネ・ラリックのデザイン。さすがの存在感。同じものが大客室に2つ設置されている。
チューリップみたいなスズランみたいな花の部分。いや、スズランは下向きに咲くので違うかな。葉っぱ部分も不思議なデザイン。何の花をモチーフにしているんだろう?と気になってしまう。
ちなみに「ブカレスト」はルーマニアの首都の英語表記とのことなので、ルーマニアに関係のあるデザインなのかな?
解説によると、1928年に作られたモデルと書かれている。
左下の写真のような当時の姿を見ると、その時代と今が繋がっていることを不思議に思う。そしてその時代にここで人々がどんな風に生活していたんだろうと、まるで映画のシーンのように想像するのが楽しい。
扉はガラス工芸家のマックス・アングランの作品で、扉の上部の飾りは鉄工芸家のレイモン・シュブの作品。扉のデザインは今見ても近未来的な感じ。レイモン・シュブという方、他にも色々手掛けていて結構名前を見かけた。
写真が少しくらい曲がっていても後でスマホで直せるからと思いがちだけど、撮るときにちゃんと撮ったほうが後々面倒じゃないと思う。汗 というわけで修正していない。
ラジエーター・カバーは部屋ごとにデザインが色々で面白かった。
このデザイン、一つ上の扉とデザインがリンクしている部分があると気付く。ラジエーター・カバーのデザインは宮内省内匠寮とのことなので、ちゃんと部屋全体の調和を考えていたに違いない。
チューリップみたいな花もシャンデリアに合わせているのかも!
よくよく見てみると茎から咲く花が斜めなので、これはチューリップじゃないのかもしれない。茎もくるくるしているし。何の花がモチーフなのか気になる。次回行くことがあったらぜひ聞いてみたい。
大客室にあったテーブル・ランプ。実際に見に行ったときはあまりじっくり見ていなかったけど、写真をあらためて見たらとても手の込んだデザイン。こちらは傘部分がガラス工芸家ドーム兄弟、脚の部分が鍛鉄(たんてつ)工芸家ルイ・カトナの作品。