10月14日のスポーツの日に行った東京都庭園美術館の記録のつづき。
旧朝香宮邸の玄関を入るとすでに見どころいっぱい。
玄関の床は大理石のモザイク。自然の色そのままというのは「名建築で昼食を」のドラマの中で説明していた。東京都庭園美術館のサイトによると、各種モザイクをデザインしたのは宮内省内匠寮の方とのこと。綺麗。
玄関を入った正面にはルネ・ラリックによるガラス・レリーフ。写真には2つしか入らなかったけど、本当はこの両側にもあって4つ並んでいる。
裏側から見たら正面から見たときの右端の下の方だったと思うけど、ヒビが入っていた。ガラスなので割れてしまうとそれでおしまい。維持することの大変さを知る。
ルネ・ラリックのことは今年箱根の美術館に行くまで全く知らなかったけど、色々繋がってすっかりファンになった。笑 だから名前を見つけると嬉しい。
玄関の照明を撮るのを忘れたね!と友達と話していて、帰りに撮ったもの。この模様がアール・デコを連想させる。この印象の模様が邸内のあちこちにあって統一感があった。
小客室の前にはアンリ・ラパンがデザインした香水塔がある。香水塔の下のタイルのモザイクも素敵。壁がオレンジなところもアール・デコの特徴みたい。
小客室は正面右側の扉が開いているお部屋。
香水塔は香りを熱で漂わせるためのもの。香りもおもてなしの一つ。