円覚寺/秋の鎌倉 大人の遠足2025

 

 10月4日の土曜日に、秋の鎌倉へ行ってきた。

 いつも鎌倉に一緒に行く友人とはランチの前に待ち合わせだったので、その前に一度も行ったことのない円覚寺に行ってみることにした。

 

 

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 北鎌倉駅のすぐそばの線路沿いに池があり、ここは円覚寺の敷地なのかどうかわからないけど、綺麗な萩の花が咲いていた。この季節、紅葉にはまだ早いので何か花は咲いているのかなと考えていて、萩の花が見頃らしいと知った。家の近所でこんなにたくさん萩が咲いているのを見ることはないので、鎌倉ならではだと思う。

 

 


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 池のある所から小さな踏切を渡ると円覚寺の入り口。円覚寺北条時宗公御廟所というのは今回初めて知った。そして訪れた10月4日は時宗公のご命日とのことで、もしかしたらどこに行こうか前日に考えているときに呼ばれたのかなと思ってしまう。

 

 


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 円覚寺鎌倉五山第二位のお寺。さすが立派なお寺だった。鎌倉五山とは室町時代に定められた鎌倉の臨済宗禅宗)の五大寺院で、建長寺円覚寺寿福寺浄智寺浄妙寺の5つを指すそう。この中で行ったことがないのは浄智寺だけになったので、いつか浄智寺も行ってみよう。

 

 


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 春に放送されていた「続・続・最後から二番目の恋」では、ここの前で中井貴一さんと石田ひかりさんが話している場面があったなぁと思い出した。

 真正面から写しているのに曲がってしまうのが悲しい。便利に補正も出来るけど、出来るなら補正しないで済むよう上手に撮れるようになりたい。写真を撮るときにちょっと気をつければいいような気がする。

 


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 9時半ごろだったので、観光客はそれほど多くなかった。そんな中、あれは何?と思ったドア。Anywhere Doorと書いてあった!どうしてこんなところに?と思いつつも、円覚寺という歴史のある場所にどこでもドアがあることに、深い意味があるような気がする。

 このときは私以外誰もどこでもドアの存在に気をかける人はいなくて、私は一人でじっくりドアを観察。取っ手は透明のプラスチックで出来ていて、ノブにはなっていない。そして押したらドアが開いた。

 そうか!どこでもドアなんだから通らないと!!と通り抜けてきた。満足。笑

 

 このどこでもドアは円覚寺以外に、木更津と前橋とイタリアのヴェネツィアにあるそう。夢のあるドアだなと思う。

 

 


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Anywhere Door

どこでもドア

 

The door before you now

あなたの目の前の扉は

Exists somewhere else,

どこか別の場所に存在しています

At leaset one more in the world.

少なくとも世界にもうひとつ

 

In this very moment

今この瞬間

 

Somewhere in the world,

世界のどこかで

Someone stands before a door

誰かがドアの前に立っています

As you do,

あなたと同じように

At least one more.

少なくとももう一人

 

 

 世界のどこか別の場所に行くのも夢があるけど、時空を超えて鎌倉時代に行けたらなお面白い。

 


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 円覚寺には国宝が二つあるそうで、ひとつは舎利殿という建物。こちらは遠くからしか見られなくて、ほとんど見えなかった。で、もうひとつは洪鐘(おおがね)という鐘。せっかくなのでこれを見ておかなければと思い、長い長い階段を上った。

 ずいぶん高いところまで登ったようで、見晴台のようになっていた。向かいの東慶寺が見える。東慶寺縁切寺として有名なお寺。

 鐘だから遠くまで聞こえるように高いところに設置されているのかな。

 

 


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 1301年に北条貞時が国家安泰を祈って鋳造したとのことで、鎌倉一大きいとのことなので、きっと運ぶのが大変だっただろうな。

 


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 円覚寺はとても広くてのんびり見て回ったら1時間くらいかかった。帰りにも萩を見つけて撮影。萩の奥ゆかしい雰囲気が日本的で鎌倉にあっている。