先月19日、目黒区の駒場公園にある旧前田利爲侯爵本邸を見学してきた。
実は去年の12月4日に初めて訪れていたく感動し、ブログに載せようと写真だけアップして、下書きに保存したまま一年経ってしまっていた。汗
と言うわけで、まずは去年の下書きをアップしようと思う。(ちゃんと今年行った分もアップ出来るか心配)
ここは去年、江戸東京たてもの園に一緒に行った友人お薦めの洋館で、東京都が管理していて無料で見る事が出来る。
平成25年に国の重要文化財に指定され、平成28年から2年かけて修理、整備工事が行われたとのことで、そのときに書斎の壁紙やカーテン、寝室の壁紙や照明などが復元されたそう。
外観。昭和4年に竣工。当時日本にこんなお屋敷があったなんて、信じられない。この写真だけ見たらイギリスみたい。前田家の一家は一般庶民とは別の世界で生きていたんじゃないかと思ってしまう。
菊子夫人のお部屋。ここの絨毯は当時のものとのこと。貴重!
この洋館はセントラルヒーティングだったそうで、暖房用のダクトが各部屋に繋がっていたそう。マントルピースにフェンスがはめ込まれていて、そのデザインが各部屋で違う。きっと一つ一つオーダーメイドだからこそなんだろう。
菊子夫人の部屋は小菊の花がデザインされているそう。残念ながら中には入れないのでよく見えない。あと、確か窓の外だったか窓だったか、その辺りにも菊があしらわれているとガイドさんが話していたと思う。(一年前のことで記憶が曖昧)
2014年にここを訪れた人のブログを発見。書斎も菊子夫人の部屋も寝室もカーペットからして違う!
有名なウィリアム・モリスのストロベリーシーフ。最近この柄の布が売っているのかなと検索していて、フェリシモでワイドパンツを発見。思わず買ってしまったけど、このカーテンよりだいぶ模様が小さい気がする。
ご主人利為氏の書斎。飾ってある絵は菊子夫人。奥さんの絵を書斎に飾るなんて、今だったら考えられないように思うけど、それは庶民の考え?汗
当時は書斎に電話が引かれていたそう。壁紙は金唐紙という高級壁紙との事。作るのにとても手間がかかるらしい。
照明が明るくてとても豪華!
これが金唐紙の壁紙を間近で撮ったもの。
ご夫婦の寝室がまたテイストが違っていて素敵。ゆったり広々。ベッドは日本人サイズだそうだけど、贅を尽くした調度品が素晴らしい。
素敵なドレッサー。外国映画の世界みたい。
カーペットが可愛くて、これも復元なのかな?そこは不明。でも全然関係ないカーペットにするわけないので残っていた写真を元に復元されたものなのか。
これから長い間保存するためだと思うけど、書斎、菊子夫人の部屋、寝室は入れないようになっている。
2階から階段横のステンドグラスを撮った写真。ステンドグラスの配置がまた素敵。
照明も部屋ごとにデザインが違っていて凝ったものが多かった。これは長女だったか次女だったか三女だったか、娘の部屋の照明。
これもひとつ前の照明と同じ部屋にあったんだったかな?梅の模様は前田家の家紋からデザインされているそう。
大理石の柱の上にある模様、他のところにもあちこちにあったと思うけど、アカンサスという植物が彫られている。ヨーロッパで一番使われている文様らしいので、この洋館でもアカンサスがたくさんモチーフとして彫られているのかな。
洋館の南側から見たところ。2階のテラスは書斎、菊子夫人の部屋、寝室に面している。やっぱり一番いいところにはご夫婦の部屋が作らている。菊子夫人の部屋は家族の団らんの場でもあったとのこと。
2023版も投稿につづくはず。というか同じ写真ばかりかも?汗