今年の11月19日、お友達を誘って旧前田家本邸へ。
無料で見学出来、ガイドツアーにも参加することが出来る。ガイドツアーの時間まで館内を見て回りつつ写真を撮り、その後ガイドツアーでも写真を撮ったので、どの部屋の写真なのかわからないものが結構あった。汗
到着したらまずは外観を撮影。この日はお天気が良くて気持ちの良い青空。今年は出かける時に天気が良い日が多かったように思う。そろそろ2023年もおしまいだけど、いい年で良かった。
大食堂のマントルピース。お屋敷内で一番大きくて立派だった。
マントルピース上部の壁紙は金唐紙で、ここだけは当時のままとの事だった。金唐紙は和紙に金属箔を貼ったもので、ヨーロッパの「金唐革」を模して作られたものとの事。だから検索すると「金唐革紙」と出てくるんだなと納得。
和紙で金唐革と同じように作る日本の技術が素晴らしい。日本人であることを誇りに思う。
マントルピースの反対側。大きな出窓がある。ここは南向きだったはずと思っていたけど、もらってきたパンフレットによると東向きだった!さすが方向音痴な私。汗
画像を見ていて、芝庭に面しているはずなのにどうも木々が多く見えると思ったら東向きだったとは。納得。
カーテンはウィリアム・モリスのストロベリーシーフで、総刺繍だったはず。(時間が経ちだんだん自信がなくなる。)ついつい、どれだけ高価なんだろうと考えてしまう。大豪邸だからこそ合うんだろうけど、素敵なカーテンにうっとり。
大食堂と小食堂のカーペットは同じ柄だったと思う。部屋によってカーペットの模様が全然違っているのも面白い。現代と変わらないデザインで、これも復元なのかな?と考える。
この壁紙、画像だけ見ていたら菊子夫人の部屋?と思ったけど、マントルピースが違うので一階の大食堂の手前のお部屋だったかな?うーん、全く覚えていない。ランプが素敵だなと思い写真を撮った。大きなお屋敷は照明のデザインも本当に美しい。
それぞれの照明が人々の生活と共にあったと思うと、タイムスリップしてしまいそうな、不思議な感覚になる。
このマントルピースにはめ込まれたフェンスのことをグリルと書いてあるサイトがあった。正式名称はなんだろう?この部屋のフェンスのデザインはアカンサスかな?
一階の階段下のスペースはイングルヌックと呼ばれ、反対側にソファがあってくつろげる。低い天井なので暖房が使われていた頃は熱が逃げず、他の場所より暖かかったそう。
ドラマで使われたりするらしい階段。ウェディングの撮影にも良さそう。赤い絨毯は当時も敷かれていたのかな?
これも一階だったと思う。応接間だったかな?このデザインのモチーフは何だろう?アカンサスじゃなさそう。やっぱり菊かな?
一年前にも撮っていたので、2階の部屋の写真はそれほどたくさん撮らなかった。
でも菊子夫人のお部屋は豪華で絵になるのでやっぱり撮りたくなる。よく見たら、一階の部屋の壁紙とは模様が違っていた。
ピンクの壁紙に紫の絨毯に赤いソファ。カーテンも柄があってうるさいくらいの組み合わせだけど、みんなテイストが揃っていてそして部屋が広いので、まとまって見えるんだろうな。
一つ前の記事にも書いた通り、この部屋の絨毯は当時のものとの事。どの部屋も段差がつかないように絨毯が床に埋め込まれているのがまた、さすが大豪邸と感じる部分。
菊子夫人の部屋の絨毯のデザインを思うと、書斎の絨毯も当時こういうデザインだったのかもと納得出来る。
女中部屋。2階の北東側(多分)に使用人の使う部屋があり、女中部屋2つだけ見る事が出来る。前田家の使用人は何人くらいいたとガイドさんが話していたか、すっかり忘れてしまった。で、自分の記憶と調べたのを照らし合わせると136人と言っていたのではないかと思う。
住み込みで働いていた使用人はそれほど多くなかっただろうけど、一部屋に何人寝起きしていたのかなと考える。女中には加賀の娘さんが、行儀見習いのような感じで来ていたと話していたはず。
ご家族が生活している表側とは、使用している木の材質から何から違っているそうで、廊下もこんなに狭い。
またまた照明コレクション。他のサイトを探してみたら、これは長女の部屋の照明だった。
とても可愛いこの照明は、次女か三女の部屋だったかな?
玄関を入ったホールの照明。豪華で重厚感もある。
上の照明のある場所と繋がっている廊下にあるので、デザインが一緒。
これはどこの部屋だったのか。どの部屋も天井のレリーフが凝っていて美しい。どうやって彫ったんだろう?
時間が経つと忘れてしまうことも多くて、また疑問に思う事も出てきたりするので、また機会があったらぜひ行きたいと思う。