『自然流「せっけん」読本』

 『自然流「せっけん」読本』 森田光徳 農文協

 

 1991年が初版のとても古い本。作者は当時しゃぼん玉石けん株式会社の社長だった方。

 今更ながら、界面活性剤というものが身体によくないらしいと知り、借りてみた本。そもそも「洗う」とは?「界面活性剤」とは?など解説してあるけど、化学のお話しでなかなか難しい。笑

 

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自然流「せっけん」読本

 

 よく界面活性剤がよくないと言うけど、実は石けんも界面活性剤が主成分。ただし、界面活性剤の中でも「脂肪酸ナトリウム」や「脂肪酸カリウム」を石けんと呼ぶそうで、それ以外の合成界面活性剤が身体によくないと言われている成分とのこと。

 その合成界面活性剤の毒性についてこの本には書かれているけど、種類の多さによってその毒性も様々。とても覚えきれるものではないので、私としては人体にも自然にも優しい石けんを使えばいいと理解することにした。

 

 そこで家にあるたくさんの洗剤などを徐々に石けんに移行していこうと考えているところ。お風呂掃除にはこれ、トイレ掃除にはこれ、食器を洗うのはこれと、テレビコマーシャルの影響をそのまま受けて、それぞれ別々のものを使わないといけないと思い込んでいた。私だけではなくて多くの人が長い時間をかけて刷り込まれていると思う。もちろんそれぞれの汚れに特化して、汚れ落ちのいい洗剤をつくっているんだろうけど、そんなに汚れをためなければ必要ないし、落ちにくい汚れも重曹クエン酸、酸素系漂白剤などで対応できるとわかってきた。

 

 モノを減らしたい私としては、たくさんの洗剤類を一つの石けんで済ませられたらこんなに嬉しいことはない。固形の石けんだと使いづらいから液体の石けんで、せっかくしゃぼん玉石けんの元社長の本を読んだのでしゃぼん玉石けんの液体洗剤をさっそく買ってみた。

 しゃぼん玉石けんのサイトを見ると、やっぱりそれぞれ洗濯用、シャンプー、キッチン用などと分かれているけど、きっと一つでいいんじゃないかと思う。まだまだこれまで買った洗剤類があるので使い切ってからになるけど、移行していくのが楽しみ。