清閑亭/小田原日帰り一人旅

 小田原でどこへ行こうか調べていたときに、ぜひ行ってみたいと思ったもう一つの場所が清閑亭だった。清閑亭は黒田長成侯爵の別邸だった邸宅と庭園。とても素敵な佇まいで、こんな家に住んでみたいと憧れる。でも実際に住むのは維持が大変なのでしょうね。

 黒田長成侯爵は黒田官兵衛から続く十四代目の福岡藩主家当主とのこと。生まれたのが1867年で亡くなったのが1939年とあるので、江戸、明治、大正、昭和と生きた方。すごい!あ、私も次の時代まで生きたら4つの時代を生きることになるんだ。頑張ろう。笑

 

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清閑亭

 

 

 古民家に住みたいと憧れている私としては、こういう昔の建築にとても興味がある。私が子供の頃住んでいたのは借家で、当時でもずいぶん長い築年数だったと思う。子供の頃は古い家で平屋で嫌だなと思っていたけど、今となってはまた住みたいと思うから不思議。清閑亭を見学していて懐かしく感じる作りなどもあった。例えばトイレの窓とか。そうそう、下に小窓があったよなぁって。

 

 

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清閑亭

 2階の廊下側にバルコニーが!(バルコニーと言わないだろうな💦)すごいなぁ。木で作れてしまうなんて。窓にはガラスが入っているものと網戸になっているものがあった。窓枠は一緒で網を張れば網戸になるわけだなぁと感心。

 

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清閑亭

 部屋のかもいの上部分に作られた窓。廊下側から見たところ。そういえば土壁というのは、中にこういう竹が組まれたものが入ってるんじゃなかっただろうか。風を通すための窓があけてあるんだな。

 

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清閑亭

 そして部屋側から見るとちゃんと障子がある。閉められるようになっている。いいなぁ。住んでみたい。でも冬は寒いだろうな。

 

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清閑亭

 2階には二間あって間の欄間を撮ってみた。これは柿みたいで何だか可愛いって思ったけど、そんなわけないので、家紋とかに関係するのかな?いや、調べても家紋とは関係なさそう。何だか見たことあるような気がするんだけどな。植物みたい。

 

 追記 家紋を調べていて気付いたけど、これは桐の花に似ている。何かに似ていると思ったのは、花札の桐を思い浮かべていたのかも。

 

 

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侯爵の紅茶 スコーン付き

 

 清閑亭は入場無料で見学出来る。そしてお庭を眺めながらお茶が飲める。私は侯爵の紅茶というのを頼んでみた。間違えて伯爵って言ったら訂正された。それはもう大間違いだもんね💦

 

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清閑亭

 2階からお庭を撮ったところ。画像で見えている1階の部屋でお茶が飲める。お茶を飲むときに私が座った席は窓の近くではなかったけど、のんびり出来たしとても良かった。そして紅茶が美味しかった。アールグレイか何かだったのかな。

 

 また小田原に行ったら、ぜひもう一度行きたい場所になった。