石窯ガーデンテラスのあとは初めての宝戒寺へ。浄妙寺から歩いて15分くらいと出てきたので歩くことにした。鎌倉は昔の道がそのまま道路になったような感じで、道幅が狭いところが多い。鶴岡八幡宮から浄妙寺方面へ向かう道もそうで、両側に歩道があるもののとても狭い。ガードレールがあるところはまだよくて、ガードレールがない場所もある。車がたくさん通るのでそんな道を歩くのはかなり怖い。
でも道は変えられないだろうから、どうしようもないんだろうな。裏道があれば遠回りでも裏道の方が安心だと思う。
宝戒寺は萩の寺とも呼ばれるそうで、ちょうど萩が咲いているかもしれないと思い行ってみた。萩の花といえばピンク色が思い浮かぶけど、宝戒寺の萩は白い花がたくさんだった。時期をちょっと過ぎた感じで散っている花も多かったけど、それでも訪れることが出来て満足だった。
宝戒寺は滅亡した北条氏の霊を弔うため、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて建立させたとのこと。
歴史に疎い私は、今回の大河ドラマのお陰で色々知る事が出来た。鎌倉時代は最初こそ源氏の直系が将軍になっていたけど、3代の後はずっと北条氏が執権として実権を握っていたとは、全く知らなかった。
宝戒寺の建立が1335年とあるので、大河ドラマの時代からは100年以上経っている。鎌倉時代は大河ドラマの後、100年以上続いたという事なんだな。
宝戒寺の後は鶴岡八幡宮の大河ドラマ館に行ってみた。大河ドラマもそろそろ終わりに近くなってきたのもあり、せっかく期間限定なので見学することに。
頑張って大河ドラマを見続けているおかげで、大河ドラマ館がとても楽しめた!思いのほか混んでいて、それにも驚いた。さすが大河ドラマを観ている人はたくさんいるということみたい。
ドラマに出てきた小道具が展示されていて、大興奮!全成さんが呪詛に使った人形(ひとかた)。友人はひとつ欲しいと言っていた。笑
このシーンも記憶に残る名場面だった。大河ドラマを観ている人に言うとすぐに思い出してもらえるシーン。さすが三谷さん。
↑これは13人が合議にてみんな賛成すると表示される貴重な映像らしい。まず13人集めるのが大変。笑 スタッフの方が声をかけて集めてくれていた。私は一番左端にいたのでこんな角度の写真になってしまった。
大河ドラマ館の後は国宝館へ。大河ドラマ館に入場すると国宝館の入場が無料になった。
国宝館に行くのも初めて。今は北条氏が特集されている。鎌倉時代から伝わる仏像など、貴重な品々がたくさん展示されていた。
鶴岡八幡宮にあった君が代に詠まれている「さざれ石」。岐阜県春日町で昭和36年に発見され、昭和52年に岐阜県の天然記念物に指定されたとある。そして昭和56年に発見者のご子息により鶴岡八幡宮に奉納されたとある。岐阜県の天然記念物の一部が奉納されたということなのか?謎。
さざれ石とは、石灰石が雨水で溶解され生じた乳状液が小石を凝結して「君が代」に詠われているように大きくなって岩に成長したもの。
たくさん歩き回った後の休憩は、前回時間が遅くて行けなかった鎌倉彫会館にあるカフェにて。カフェの名前は倶利(ぐり)で、一階はショップとカフェが併設されている。
この日は暑かったのでアイスを頼んだけど、冷房が効いていてやっぱりホットにしておけば良かったと後悔。
グラスの下のトレイが鎌倉彫で、ホットを頼んだ友人はカップも鎌倉彫のものだった。ショップに同じものが売っていたので、帰りに覗いてみたら、トレイが10,000円くらい、カップが30000円くらいで売られていたみたい。ビックリ!とても買えない値段だった。笑
次回はランチに行って鎌倉彫の食器を楽しみたい。