パラダイスアレイでニコニコパン(餡パン)を買った後は、ツバキ文具店の中で雨宮家が初詣に来ていたという由比若宮へ行ってみた。
こじんまりした小さな神社だったけど、周りの住宅街から一歩足を踏み入れるとなんだか鎌倉時代にタイムスリップしたような気分。
由比若宮は元八幡とも呼ばれていて、鶴岡八幡宮の元となった神社。
誰もいなくて静かにお参りすることが出来た。
祭神に応神天皇とある。読みながら天皇ということは人だよなぁと考えてたりしていた。神社は神様を祀っているところだけど、昔の天皇はもう神の領域ってことなんだろう。(たぶん)
【追記】会社でこの話をしたら、一つ上の人が昭和天皇の前までは天皇は神様だったと教えてくれた。この歳になっても知らない事ばかりだな。汗
由比若宮のあとは比較的近かった浄妙寺へ行ってみた。浄妙寺に行くのは2度目。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でとても存在感があった比企能員ゆかりのお寺。
NHKオンデマンドで見た『ツバキ文具店』のドラマでは、上の画像の場所が出てきたと思う。鎌倉の知っている場所が出てくるかなと思い、9月に1か月だけNHKオンデマンドを契約して『ツバキ文具店』を見たんだけど、長谷寺以外はあまりよくわからなかった。そこでロケ地をまとめたサイトをチェックしてみたら、浄妙寺が出ていた。ドラマを見ていて何だか見たことある!と思ったんだよな。知っている場所が出てきてよかった。
ちなみに長谷寺は原作には出てこないので納得がいかないけど、きっと原作に出てきたお寺はロケが出来なかったんだろうな。
ついでにドラマの中では、カルピス夫人がソーダ夫人だったり、QPちゃんというあだ名が名前になっていたりと、なるほど社名は使えないんだなと苦笑してしまう置き換えが色々。というわけで、原作で出てくるたくさんの実在するお店は殆ど出てこなかった。鰻屋さんだけは本のお店そのままだったみたい。
鎌倉殿の13人を見ているとどんどん御家人が滅ぼされていくので、恐ろしい時代だと思ってしまう。北条が比企を滅ぼしてしまうけど、最終的には北条も滅ぼされてしまう。明日は我が身という言葉がぴったりで、やられる前にやるという感じだったんだろうか?殺伐とした時代だったんだなぁ。
祖師堂の前にあるカイドウの木は春になると綺麗な花が咲くらしく、ぜひぜひ見たいんだけどなかなか春に鎌倉に行かない。桜と一緒できっと咲いている期間も1,2週間くらいだろうから、ちょうど見られたらとてもラッキーだと思う。
いつか行けるといいな。
祖師堂の内側を見上げたところ。木を丁寧に彫ってある。こういう技術もずっと受け継がれてきているんだろうな。