籠常・早瀬のひものランチ/小田原日帰り二人旅

 

 かまぼこ通りからスタンプをもらうべく「かつおぶし博物館」の籠常(かごつね)を目指す。明治26年創業のお店とのことで、『江戸東京たてもの園』にあった鰹節屋さんの本物版!

 

 

f:id:sayuta:20230306115621j:image

 

 ここでは削り節の量り売りをしていた。削り節が入っている入れ物、遠い昔の子供の頃、どこかのお店屋さんで見た気がする。四角くてそれほど深くない大きな入れ物で、木枠のガラスの蓋。その入れ物が8個くらい並んでいて、違う種類の削り節が入れてあった。

 せっかくの量り売りだったけど、私はお手軽なだしパックを購入。ふだん削り節だけで出汁をとることは殆どない。このだしパックでとった出汁で作った汁物がとても美味しかった。

 店内は昭和の初めにタイムトリップしたかのような空間。お年を召した女性が切り盛りしていたけど、跡を継ぐ人はいるのかなと心配になる。またぜひ訪ねよう。

 

 

 

 

f:id:sayuta:20230306115645j:image

 

 次はひもの工房の早瀬幸八商店へ。

 前回小田原に行った時に駅でお土産に買った干物が美味しくて、やっぱり海の近くで丁寧に作られた干物は違うんだなと感激したので、この日も干物を買わないとと考えていた。ここのお店は干物を購入することは出来るけど、工房なのでお店という感じではなかった。

 ここでスタンプをもらい、カフェに行くと干物を食べることが出来ると教えてもらった。干物やさんがカフェをやっているということに驚き。お昼をまだ食べていなかったので、教えてもらったカフェに向かうことにした。

 

 

 

 

f:id:sayuta:20230306115710j:image

 

 お店の外観を撮ってこなかった!なんだかおしゃれなカフェという感じで、干物屋さんがやっているとは思えない雰囲気。ここで遅いランチを頂いた。メニューの中からアジとサバが半分ずつ乗ったのにしてみたら、友人は頭の方が乗っていて、食べるところがあまりない!と思ったら頭も骨も全部食べられるとのこと。じっくり焼いてあると骨まで食べられるということに驚いた。いつも家では骨に火が通るほどは焼いていなかった。今度からじっくり焼いてみようと思う。

 端っこに乗っている漬け物、緑の方が漬物屋さんで買ったのと同じワカメの佃煮だった。箸休めにピッタリ。

 干物も味噌汁も私には少ししょっぱく感じたのは、若者向けのカフェだからなのか?それとも私が薄味に慣れてきたせいなのか?

 

 ここのカフェで干物を買うことも出来たけど、持ち歩くのが大変だったのでやっぱり帰りに駅で買うことにした。

 干物屋さんのカフェという発想が面白い。午後2時過ぎだったけど、お客さんが結構いた。カフェなのでちょっとお茶を飲みたい人にもちょうどいいみたいだった。